あくまで個人の感想です

・英語のTips ・読書メモ ・気に入ったもの紹介 ・たまにコード

3000円くらいのコストで英会話能力を上げる

本稿の対象者

  • 英会話に自信がなく、かつお金も時間も節約したい人

英会話は、スポーツで言えば「試合」の段階

世の中には様々なスポーツのプロが居ますね。「スポーツのプロは試合だけをしているのか?」と聞かれたら、絶対にNOが返ってくるでしょう。試合だけで能力を上げられるのは、漫画に出てくる主人公くらいなものですね。スポーツのプロの皆さんは、筋トレとか、持久力訓練とか、メンタルの訓練とか、基礎動作の練習とか、基礎動作の組み合わせの練習とか、いろいろなトレーニングを組み合わせて行っています。

これだけ言えばわかりますか?「英会話学校に通えば英語を話せるようになる」とか「現地で暮らせば話せるようになる」みたいな話が迷信であるのが簡単にわかりますね。

試合の前の練習として、音読が良いぞ!

音読は英会話上達の上で非常にパワフルな方法です。 会話では「如何に発音とか単語とか文法とかを考えずに喋れるか」が大切です。 発音とか単語とか文法とかを体に叩き込む!それには何度も何度も音読するのが効果的なのです! 格闘技で言うなら、シャドーボクシングみたいなものでしょうか。基礎動作やその組み合わせの練習をするのに最適なのです。 当然、様々なトレーニングが必要ですから、単語学習と文法演習もやるともっと効果的になります。

さらに!音読で能力が上がるのはスピーキングだけではありません。 当然、しゃべることができればリスニング能力も向上します。 更に間接的に、リーディングとライティングにも良い効果が期待できるでしょう。 筆者も、「最近英語喋ってないな」って思ったらちょこっと音読をして能力の維持を図っています。

英会話学校より音読!!

  • 音読のほうが 安い!めっちゃ安い!
  • 音読のほうが いつでもできる!
  • 音読のほうが どこでもできる!
  • 音読のほうが アウトプット量が多い!
  • 音読のほうが 繰り返しできるから身につく!
    • 音読のほうが 好きな教材を選べる!
また、英会話学校の講師って意外と専門性ない(ネイティブってだけ)なことが結構あります。

"Do you have any idea about recent SLA studies?"って聞いて真面目に詳細なことを答えてくれれば真面目な先生だと思われます。 まぁ逆を言えば、「一般的な日本人が北欧に行って日本語教えてる」のを想像してもらえればよいかと。発音も単語も文法も、「科学的に教える」なんて難しいんですよ。まぁ日本の英語教師もそれができないでくのぼうがたくさんいるんですけどね。 閑話休題。普通の学校のALTとかもそんな感じです。ネイティブ神話ですね。 更にいうと、「SLA」という言葉を知らないで免許をもらっている英語教師も結構いるはずなので、聞いてみると面白いかもしれません。 日本人英語教師にせよ、ALTにせよ、言語学・音声学・第二言語習得論くらいはちゃんと学ばせてから世に送り出してほしいものですが。。。

話は戻って、音読の練習に使える道具

英会話の上達には正確なアウトプットをたくさんする必要があります。 発音はスマホで、単語と文法はテキストで正確さを担保していきます。

用意するもの - 音声入力ツール - テキスト - CD・音声(遅すぎる場合に備えて、再生は速度変更できるのが良いですね)

中学・高校の教科書でもいいですね。アマゾンでも売ってますが、地元書店のほうが安いと思われます。 お子さんがいるなら一緒にやるのもアリです。アリよりのアリですよ。仲良く(もしくはライバル的に)やっていきましょう。

①発音のテスト

まぁそこまで厳密にやる必要はないんですけど、子音くらいは安定するようにしたいですね。 あと長い母音は似ているけど結構違う音がありますので気をつけてください。dirtとdartが発音し分けられると英語発音上級者!

めっちゃ急いでるなら飛ばしても可。 でもブロークンになりやすいのでそこはご了承を。

  1. テキストを開く
  2. CDを聞く
  3. 音声入力を立ち上げる
  4. 音読する
  5. 入力結果が悪かったらもう1回(基準は意識低め:5割。意識高め:8割。無理のない範囲で。)
  6. よかったら次のページ
  7. 1つの章が終わったら練習段階へ

  8. 何回やってもダメ!助けて→ ELSAっていうアプリがあるので使ってみると良いと思います。一応筆者のスコアは98%(アセスメントテスト)です。

②テストに通ったらひたすら音読

以下のことを意識してひたすら練習です。 1日3分~10分程度、2~3周できる文量のコースがオススメ。 合計で10周くらいしたら、次の章の発音テストに進みましょう。 発音が良くなってくれば、テストに時間がかからなくなっていきますよ。

  • 発音はCDを意識する(2日に1回くらいは音声入力とかで確認しながら)
  • 速さはCDと同じかそれより速いくらいで(タイマーで計ると面白いかも)
  • 意味が何となく頭に浮かんでる状態を維持

③テキストを終えてしまったら

  • もう一度同じことをする(学習の初期段階なら3周くらいするのがおすすめ)
  • 発音にこだわってみる(音声入力の精度を上げる)
  • 速度にこだわってみる(ストップウォッチを使う)
  • オーバーラッピング/シャドーイングに挑戦(通訳の訓練にも使われる方法なのでおすすめ)
  • 自信がついてきたら、読むもののレベルを上げる

僕が発音偏重気味な理由

  • 発音が良ければ、リスニングの能力も当然上がるから
  • リスニングの能力が上がると、必然的にインプットの質が上がるから
  • インプットの質が上がると、最終的にアウトプットの質も上がるから
  • アウトプットの質が上がったらより的確なコミュニケーションができるから
  • 発音が良いだけで「こいつすげぇ!」って思ってもらえるから
  • 発音が悪ければ誤解の元になるから
  • 発音が悪ければ相手の脳に負荷をかけまくりで申し訳ないから(そういうほうが望ましい場合は別)
  • 子供時代が終わると発音を身につけるのが大変(臨界期仮説)なのに、学校の教師が発音を教えられない現状を憂いているから